2020年上半期に良く聞いたアルバムをご紹介します。
特に順位はつけてなくてタイトル順に並べています。他にも今年は聴き応えのある作品が多い印象。コロナの影響で延期になった作品も結構あるので下半期にリリースが集中したりするのでしょうか?
Aeromantic / The Night Flight Orchestra
Björn Strid (Soilwork)、Sharlee D’Angelo (Arch Enemy)によるクラシック・ロック・プロジェクトの5thアルバム。
ハッキリ言ってそれぞれのメインバンドよりも好きです(笑) 今回も素晴らしい仕上がりでグイグイとツボを突かれまくり。このバランス感覚は見事です。
Alter Echo / Dizzy Mizz Lizzy
復活後2作目、通算4枚目のスタジオ・アルバム。
コンセプト・アルバムにして、DML史上最もダークで儚い作品。アルバム後半の組曲”Amelia”には圧倒されます。Paul Wilsonが手掛けたアートワークも完璧。
BLACK ALBUM 3 / 黒沢ダイスケ
作編曲家・ギタリスト、黒沢ダイスケくんの3rdアルバム。
自分が関わったからということは関係なく、凄まじくカッコ良いギター・インスト・アルバムです。必聴。
Change the World / Harem Scarem
復活後もコンスタントなリリースを続けるHarem Scaremの15thアルバム。
職人のように毎回一定レベル以上の作品を届けてくれていますが、今回はちょっと別格の仕上がり。素晴らしいです。
Eupnea / Pure Reason Revolution
UK出身のエレクトロ・ロック・バンド、Pure Reason Revolutionの10年ぶりとなる4thアルバム。
恥ずかしながらTwitterのタイムラインで目にするまで存在すら知らなかったのですが、これが傑作。Inside Out Musicからリリースされていることからも分かるようにプログレ要素も持ち合わせていて、楽曲の透明感とディストピアSFのようなデカダンな世界観が素晴らしいです。
Le fantastique envol de Dieter Böhm / Lazuli
フランス産プログレッシブ・ロック・バンドの9thアルバム。
アコースティックなサウンドを中心に展開するドラマティックな叙情性が魅力的です。個人的にはPain of Salvationに通じるものを感じました。
The Dark Delight / Dynazty
現在はAmarantheでも活躍するNils Molinを擁するDynaztyの7th。
これまでも良い作品をリリースしてきましたが、完全に化けましたね。楽曲、アレンジ、サウンド、すべてが高次元で融合した最高傑作。
Leaves of Yesteryear / Green Carnation
元EmperorのTchort率いるノルウェーのプログレッシブ・メタル・バンド、Green Carnationの14年ぶり(!)となる6thアルバム。
消滅したとばかり思っていたのでこのリリースは嬉しかったですね。過去作と比較しても遜色のない、Green Carnation以外の何者でもない作品に仕上がっています。
Threesome, Vol.1 / The Lickerish Quartet
Roger Manning、Eric Dover、Tim Smithの3人が結成したThe Lickerish Quartetの1st EP。
これはもう事実上のJellyfishでしょう。捻くれたポップセンスを小気味良いリズムが運んでくれるあのサウンド。今後が楽しみです。